タミフル以外の抗インフルエンザ

現在、抗インフルエンザ薬には5種類あり、タミフルとシンメトレルは内服薬、リレンザ、イナビルは吸入薬、ラピアクタは点滴薬と投与方法が違います。

タミフルは、内服薬で、1日2回、5日間内服します。副作用として、下痢や腹痛が起こり、子どもや未成年が服用すると中枢神経に影響して、異常行動を取る恐れがあります。また、中枢神経症状が出なくてもインフルエンザ脳症が起こる可能性があるので、タミフル服用後2日間は患者を一人にさせないようにする必要があります。

リレンザは、吸入タイプの医薬品で、1日2回、5日間吸入します。吸入しなければならないため、小さな子どもや高齢者には向かない上に、気道の刺激作用がある可能性があり、呼吸器系疾患がある方は使用できないことがあります。

イナビルは、長期作用型の医薬品で、1回吸入のみで治療が終わります。しかし、リレンザと同様に吸入薬なので、気道刺激の恐れや、呼吸器系の基礎疾患がある方は使用できない恐れがあります。

ラピアクタは点滴薬ですが、インフルエンザが重症化した場合や高病原性鳥インフルエンザの治療に使用されます。インフルエンザは必ず薬を使用しなければ治らないものではないため、ラピアクタなどの点滴タイプの抗インフルエンザ薬を投与する必要はありません。

パーキンソン病の治療薬として知られるシンメトレルも、A型インフルエンザの治療薬とされています。シンメトレルはもともとA型インフルエンザの治療薬として開発された薬で、感染初期に服用することで、A型インフルエンザウィルスの増殖を抑え、治癒が1日から2日間ほど早くなります。B型インフルエンザウィルスに対しては効果がありませんが、欧米ではA型インフルエンザの予防薬として使用されています。

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